マヨネーズやドレッシングで噛む・飲み込むが楽に
キユーピー株式会社は9月19日、高齢者が食べにくさを感じる野菜などの食材にマヨネーズや乳化状のドレッシングを添加することで、食べやすさが向上することを確認したと発表した。
これは、和洋女子大学・大学院の柳沢幸江教授らと共同研究で明らかになった成果であり、日本咀嚼学会第35回学術大会で発表された。
乳化状調味料が食べやすさを改善
研究では、中高年の男女71名を対象に、じゃがいも、ゆで卵、ツナ、キャベツにマヨネーズやドレッシングを加えた場合と加えない場合の食べやすさを比較した。
その結果、マヨネーズやドレッシングを加えることで、すべての食材で「つぶしやすさ」「噛み切りやすさ」「まとまりやすさ」「飲み込みやすさ」「残留感のなさ」のすべての項目において、食べやすさが向上することが確認された。特に、噛む力が弱い人ほどその効果を実感しやすいことも明らかになった。
今回の研究では、高齢者の食事において、マヨネーズや乳化状ドレッシングの活用が有効であることが示された。これらの調味料を活用することで、家庭や高齢者施設における食事改善に寄与する可能性が広がると考えられる。
(画像はプレスリリースより)
キユーピー株式会社のプレスリリース
https://www.kewpie.com/newsrelease/2024/3489/