かまって『ひろちゃん』
ロボット関連製品の開発・製造・販売を行っているヴイストン株式会社は、赤ちゃん型ロボット「かまって『ひろちゃん』」の6か月無償レンタルを開始したと2024年10月8日に発表。認知症高齢者のQOLの向上を目指し、介護現場向けに利用を募集している。
ヒーリングコミュニケーションとして
かまって『ひろちゃん』は、人間の赤ちゃんと同じように様々な声を発して感情を表現するヒーリングコミュニケーションデバイスだ。あやす側はその感情を読み取り、「抱っこする」「高い高いする」などあやしながら世話を楽しむというもの。
同社は介護施設向けに試作品や試験販売などを行った結果、『ひろちゃん』を継続して利用する傾向が見られたことから、赤ちゃんとの関わりが「癒やし」に一定の効果があると考察している。
また『ひろちゃん』を高齢者が利用することで、介護職員の業務負担の軽減や精神健康状態が改善されたとの報告もあった。
250施設・500台をレンタル
様々な研究の結果、これまでの試作品を改良し大阪府内の特別養護老人ホーム、グループホームを対象に無償レンタルを募集することになった。
1施設あたり2台、250施設・500台を無償レンタルする予定だ。希望すればレンタル期間終了後も有償でレンタルが継続できる。
『ひろちゃん』は表情を持たない設計となっているが、希望により「顔カバー」を付属、本体もカバーも丸洗い可能だ。
(画像はプレスリリースより)

ヴイストン株式会社のプレスリリース
https://www.vstone.co.jp/