ぴったりトロミがつくカップ
日本山村硝子株式会社は、(独)国立病院機構大阪医療センターと共同開発した『ぴったりトロミがつくカップ』を、「第78回国立病院機構総合医学会」において医工連携の事例として紹介すると2024年10月16日に発表した。
材料を入れて混ぜるだけ
『ぴったりトロミがつくカップ』は、液体とトロミ剤を入れ、フタをしてシェイクするだけで簡単にトロミをつけることができるカップだ。効率よく食事の準備が行え、食事が困難な患者の逆流や誤飲を防ぐことができる。
攪拌用スプーン、飲用カップ、計量カップ、計量スプーンが一体化されているため、ほかの道具を使用することなく患者に合わせて適切なトロミを素早く作れるのが特徴だ。
フタはジャバラ状で、熱い飲み物を混ぜても圧力が逃げるように設計されている。均一に攪拌できるためダマにもなりにくい。
様々な医療分野の専門家チームによる開発
同社は、医療者・介護者向け製品の開発および製造販売を行っている。『ぴったりトロミがつくカップ』は、国立病院機構大阪医療センターを中心とした機関「Bi-AMPS BASE」との共同開発で実現した。学会での講演により、同製品の訴求を図る。
「Bi-AMPS BASE」は、医師、看護師、臨床工学技士など医療に関わるあらゆる職種が参画し医療機器や医療システムの開発を行う機関だ。
(画像はプレスリリースより)

日本山村硝子株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000055093.html