AIが高齢者の口腔機能を評価・数値化
株式会社Sportip(以下、Sportip)が、高齢者のための身体分析AIサービス『リハケア』に、「口腔機能AI分析機能」と「口腔機能向上加算申請支援機能」を追加したと、11月12日に発表している。
誤嚥性肺炎は飲み込み機能が低下した高齢者が食べ物や唾液を誤って気道に入れることによって細菌が肺で感染を引き起こすことが原因とされているため、口腔機能の適切な評価と改善が非常に重要だ。
しかし、専門的な知識を持つ言語聴覚士などの配置が難しい施設が多く、歯科衛生士などの外部専門職との連携も十分に行われていない現状がある。
こういった課題を解決すべくSportipが今回、『リハケア』に2つの新機能を追加。AIが高齢者の口腔機能を評価・数値化し、誤嚥性肺炎のリスクを可視化するとともに、加算申請の支援も行えるようにした。
誤嚥性肺炎リスクの分析や改善プログラムを提案する機能
「口腔機能AI分析機能」では、AIを活用して口唇や舌の動きを評価し、誤嚥性肺炎リスクの分析や改善プログラムの提案を行う。利用者が決められた音を繰り返し発声したり、水を飲んだあとの最大発声時間を計測したりすることで、数秒でAIが評価を完了する。この分析結果はレポートとして印刷でき、介護関係者や家族などと共有も可能だ。
「口腔機能向上加算申請支援機能」では、算定条件に基づいて対象者を簡単に抽出でき、利用者ごとに口腔機能改善管理指導計画を作成し、計画に沿った実施記録の登録ができる。
また、定期的な評価時には口腔機能AI分析機能とデータを連携し、評価結果をそのまま反映することが可能。最新のLIFEシステムにも対応し、口腔機能向上加算(Ⅱ)までの算定ができ、口腔機能向上加算申請をサポートする。
(画像はプレスリリースより)

リハケア
https://rehacareai.com/株式会社Sportipのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000038430.html