がん患者コミュニティとの共同調査
森永乳業クリニコ株式会社は、一般社団法人キャンサーペアレンツと共同アンケート調査を実施。がん患者及び医療従事者の「食事と栄養についての意識調査」で、その結果を2024年12月6日に発表した。
栄養や食事の相談機会が「あった」50.0%
同調査は、子育て世代や働く世代のがん患者のコミュニティサービス「キャンサーペアレンツ」の会員118名からの回答をまとめている。調査3度目となる今回は、過去の調査との比較も行った。
がん治療中に、栄養や食事について相談する機会が「あった」との回答は2017年調査では46.1%、2021年ではコロナ禍により減少し42.0%、そして2024年の今回は50.0%で増加した。
相談する機会が「なかった」回答者のうち、「機会があれば利用したい」人は74.0%で、一定のニーズがあることが分かる。
栄養補助食品の紹介が「あった」人は2017年に29.7%、2021年に44.3%、今回は45.8%。がんの治療中に重視して摂取していた栄養素や食材は「エネルギー」28.8%、「たんぱく質」36.4%、「乳酸菌」24.6%だ。
緩和ケア、在宅医療の情報収集機会を
今回の調査から「緩和ケア」や「在宅医療」に関する設問を設けた。「緩和ケア」に関する情報を得る機会があった人は28.8%、「在宅医療」に関する情報を得る機会も11.0%にとどまり、在宅緩和ケアに関する情報発信が求められる。
(画像はプレスリリースより)
森永乳業クリニコ株式会社のプレスリリース
https://www.clinico.co.jp/