オンライン診療の利用意向をアンケート
株式会社MICIN(以下、MICIN)は、11月8日、全国65~84歳の男女300人を対象として「高齢者のオンライン診療に関するニーズ調査」を株式会社日本能率協会総合研究所(以下、日本能率協会総合研究所)と共に行った結果を発表した。
なお、同調査は2021年8月25日~9月7日に実施。対象者は、現在認知症に罹患していないこと、現在内科系疾患(糖尿病・高血圧・脂質異常症)を罹患しておりこれらの疾患で月1回以上医療機関に通院していることの全ての条件を満たしている。
調査結果の概要
MICINと日本能率協会総合研究所の調査によると、高齢者の人の診療内容は、確実に対面ではないと実施できない「医師による直接的な処置」を含むものが31%。診察の中において最も重視していることは「医師との会話(84%)」であることがわかった。
一方、医療機関の受診への負担や心配なことについては「感染リスク」「通院・診療に時間がかかる」といった声が多く寄せられた。
高齢者のオンライン診療の利用率はわずか1.8%。しかし、利用していない人のうち約半数は一定の条件のもと「利用したい」と思っていることがわかった。
その理由としては、「感染対策になる」「通院・診療の時間を減らせる」「現在の診療内容がオンライン診療でも代替できる」といった点があげられた。
また、オンライン診療を知っているが利用したことのない高齢者に、その理由を尋ねたところ「医療機関がオンライン診療に対応していない」という回答が最も多かったことから、将来的に医療機関がオンライン診療の導入を進めることが、高齢者にとって利用の契機になるのではないかと考えられる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社MICIN プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000017806.html「高齢者のオンライン診療に関するニーズ調査」結果の概要
https://m.micin.jp/contents/2110_Research.pdf