介護スタッフの利便性の向上に期待
ノーリツプレシジョン株式会社は、11月より、介護見守りロボット「Neos+Care(以下、ネオスケア)」と株式会社サイエンスアーツが提供する未来型チームコミュニケーションアプリ「Buddycom(以下、バディコム)」による連携ソフトの販売を開始した。
主な連携内容
ネオスケアは、赤外線距離センサーを用いた予測型見守りシステムだ。
一方、バディコムは、ライブコミュニケーションプラットフォーム。音声や動画、位置情報(IoT)に加え、AIを利用したデジタルアシスタントでのコミュニケーションを可能にする。
今回の連携では、ネオスケアが介護施設に入居している高齢者の危険動作を検知すると、バディコムでつながるスタッフ全員に検知内容が自動的に送信。
検知内容はバディコムの読み上げ機能により音声で読み上げられ、スタッフはスマホ画面を開くことなく詳しい状況を共有することができる。
介護従事者の働きやすい環境を構築
厚生労働省は介護現場の深刻な人手不足を解消するため、IoT機器やロボットなどのテクノロジーの活用を積極的に推進中。今年度の地域医療介護総合確保基金-介護ロボット導入支援事業では、見守りシステムとインカムを導入することによる補助率が従来の1/2から3/4へ拡充されている。
今回の同社の取り組みは、このような政府の意向に合致するもの。現場の介護従事者の利便性をさらに向上させるものとして期待が寄せられている。
(画像はプレスリリースより)

ノーリツプレシジョン株式会社 プレスリリース
https://www.noritsu-precision.com/info/20211126/