デイサービス施設に通う高齢者向け
ライオン株式会社は、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座 松平 浩特任教授およびトランクソリューション株式会社と共同で、デイサービス施設に通う高齢者向け「健口眠体操(R)(けんこうみんたいそう)」を開発した。
体操の効果は検証済み
「健口眠体操(R)」は、口腔・睡眠・運動器の3つの機能を「同時に」トレーニングする新しい体操。5分間で21種類の運動を実施でき、高齢者が安全に実施しやすいよう座って行うトレーニングのみを選定している。
具体的には、口を動かしながら手足の筋力を鍛える運動や自律神経の調整を意識した動きをしながら筋力を鍛える運動を取り入れたほか、BGMに思わず体を動かしたくなるような明るい音楽を付与することで、体操時の楽しさを向上させ運動の継続につながるよう工夫した。
開発グループは、都内デイサービス施設に通う3名の高齢者を対象に「健口眠体操(R)」を週1~2回の頻度で4週間実施し効果を検証。その結果、口腔機能、睡眠機能(自律神経)、運動器機能を楽しみながら効率的にトレーニングできることがわかった。
なお、「健口眠体操(R)」は「認知機能の改善には、脳の複数の領域を同時に使うトレーニングが効果的である」という知見をもとに開発。同社は、効果検証を継続するとともに様々な研究機関との共同研究をすすめることで、人々の健康維持に貢献していく考えである。
(画像はプレスリリースより)

ライオン株式会社 プレスリリース
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