ユマニチュードのケアの哲学と技術
11月4日、これからケアの現場を目指す人などに向けて、ユマニチュードのケアの哲学と技術をまとめた新刊『ユマニチュードへの道』が誠文堂新光社から発売された。定価は1,760円(税込)となっている。
同書はジネスト-マレスコッティ研究所長のイヴ・ジネスト氏と、日本ユマニチュード学会代表理事で東京医療センター総合内科医長、医療経営情報・高齢者ケア研究室長の本田美和子氏の共著である。
考案者によるユマニチュード集中講義
ケアの現場では患者や利用者の介助を行うが、その人ができることまで介助する必要があるのだろうか。「人間らしさを取り戻す」というユマニチュードでは、その人らしさや尊厳を保ち、その能力を引き出す。ユマニチュードは2人のフランス人により考案された技法であり、その1人がイヴ・ジネスト氏である。
新刊には「イヴ・ジネストのユマニチュード集中講義」という副題がつけられており、2020年から2021年にかけて、旭川医科大学医学部、富山県立大学看護学部、群馬大学医学部、長崎大学医学部で行われた講義内容が対話形式でまとめられている。
群馬大学名誉教授で認知症専門医の山口晴保氏や、国際医療福祉大学大学院教授の大熊由紀子氏、作家で画家の坂口恭平氏が推薦文を寄せ、これからケア業界で働く人はもちろん、現役の人たちにも役立つ内容となっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

ユマニチュードへの道 - 株式会社誠文堂新光社
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/lifestyle/74601/