大学病院が認めた身体介助の技術
4月27日、介護する人にとって身体的負担が少ない介助について解説している新刊『写真と動画でわかる! 埼玉医大式 力がいらない介助技術大全』が講談社から介護ライブラリーシリーズとして発売された。
著者は、株式会社One to One福祉教育学院代表取締役で、埼玉医科大学医学教育センター客員教授、同大「看護技術・介護技術プロジェクトを推進する会」実行委員長の根津良幸氏である。B5判、176ページ、定価は2,420円(税込)となっている。
力がいらない・腰にやさしい・感染リスクも抑制
介護における介助は力仕事になりがちで、腰などに大きな負担になってしまう。誰もが介助する立場になる可能性があり、介助される立場になる可能性もあるため、介助における身体的負担の軽減が介護の大きな課題となっている。
根津良幸氏は脳梗塞を経験し、左半身麻痺で要介護5となり、2年8か月間のリハビリを経て、左半身に一部麻痺が残っているが、日常生活を送ることができるようになった。しかし、その後ステージ4のがんを患い、右大胸筋の機能を失ってしまった。
かがむことも自分の姿勢を保つことすらままならないそんな著者が、全身に力を入れることなく負荷もかからない45の介助技術をレクチャー。「力がいらない」「腰にやさしい」「感染リスクも抑えられる」という新技術である。なお、記載の2次元コードから動画にアクセスできるようになっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

『写真と動画でわかる! 埼玉医大式 力がいらない介助技術大全』(根津 良幸):介護ライブラリー - 講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000368833