「お食い締め 口から食べられないアナタへ」連載開始
株式会社竹書房は4月25日、『お食い締め 口から食べられないアナタへ~言語聴覚士が見たそれぞれの選択~』(原案・監修:牧野日和(愛知学院大学教授)、漫画:かなしろにゃんこ。)の連載を開始した。
同社が配信するコミックエッセイのアンソロジーシリーズ「せらびぃ」にて掲載中だ。
原案・監修の牧野日和氏は、愛知学院大学教授・歯学博士・言語聴覚士・認定心理士。地元のリハビリテーション施設にて、嚥下障害の方へのケアなどを20年間続けている。人生を締めくくるための「お食い締め」を提唱し、ケアの方法についての講演活動も行っている。
最期の食事に寄り添う、新たな視点
お食い初めの逆となる「お食い締め」。狭義では最後の食事、広義では人生を締めくくる最期の「食の選択」を指す。
言語聴覚士・牧野日和氏が長年の臨床経験の中で立ち会った、多様な人々の選択を描くコミックエッセイである。
「食べる」を巡る、最期の選択に寄り添うエッセイ
「最期まで、口から食べる喜びを届けたい」。それは家族はもちろん、介護職や医療関係者など、日々ケアに関わる人すべての願いといえるだろう。しかし、噛む力や飲み込む力の低下、体力や気力の衰えなどにより、現実にはその想いが叶わない場面も多い。
コミックエッセイでは、様々な理由で口から食事を取ることが難しくなった人々が、最期にどのような選択をするのかを丁寧に描き出す。
食べることを拒む人、わずかでも味わいたいと願う人、最期に娘に食べさせてあげたいと願う母親。そこには、その人が歩んできた道のりや人柄がにじむ。
生きることとは食べること。生命にとって欠かすことのできない営みを締めくくる「お食い締め」のエピソードは、読む人の心に静かな感動を届けてくれる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社竹書房のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000109856.html株式会社竹書房のホームページ
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