データベース活用で過去就業者へのアプローチを強化
株式会社ニチイ学館(以下、ニチイ学館)が、介護人材『アルムナイ採用』(何らかの理由で退職した元従業員を再雇用する採用制度)比率が前年比110%(2024年4月から12月の累計、2023年4月から12月の累計を比較した結果)になったことを、5月8日に発表した。
厚生労働省の発表したデータによれば、2040年に約272万人もの介護職員が必要になるとされていることなどを受けて、ニチイ学館は独自のデータベースを活用し、元職員との継続的な関係構築を通じて復職につなげる仕組みを整備してきた。
経験者である元職員は理念や業務への理解が深く、即戦力となってくれる貴重な存在だ。そういった人材へのアプローチを強化し、今回『アルムナイ採用』の比率が前年比110%になった。
外部の「採用MAプラットフォーム」を導入
ニチイ学館では2022年から、人材情報を一元管理し、登録者へのアプローチを自動化、採用につなげる外部の「採用MAプラットフォーム」を導入。過去に接点のあった人材の情報をタレントプールとして蓄積し、積極的かつ継続的にアプローチを行っている。
また、現職員が元同僚などを紹介する「リファラル採用」も組み合わせ、紹介の対象に元職員を含めることで、より採用率を高めている。
同社は今後も、きめ細かいコミュニケーションを通じて関係構築につなげ、再就業促していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ニチイ学館 プレスリリース
https://www.nichiigakkan.co.jp/株式会社ニチイ学館のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000080749.html