一人で悩まないで!ケアラーを支える民間団体の情報を公開
長崎県は6月10日、県公式ウェブサイトで、ケアラー支援を行う民間支援団体の情報掲載を開始した。都道府県レベルでこのような取り組みがホームページ上で公開されるのは全国で初めてだという。
ケアラーとは、病気や障がい、高齢などにより援助を必要とする家族や近親者に対し、無償で介護や看護、日常的な世話をしている人を指す。特に18歳未満の「ヤングケアラー」は、成長や学習機会に影響を受けやすく、社会的支援の重要性が高まっている。
この情報公開を通じて、ケアラーが孤立せずに必要な支援へアクセスできる環境を整え、社会全体でケアラーを支える仕組みづくりを進めていく。
地域ごとの支援団体を一覧化、今後も更新予定
掲載されているのは、ケアラー当事者が中心となって組織された団体や、多様な分野でケアラー支援を行う民間団体などで、主な活動地域ごとに分類されている。
相談・助言・ピアサポート・日常生活支援など、民間ならではの多面的な支援内容が紹介されており、居住地域で支援を受けたり、団体に参加したりする際の参考になる。
県では今後も掲載情報の追加・更新を随時行い、地域に根ざした支援活動の可視化と促進を図る方針だ。
(画像は長崎県のホームページより)

長崎県のプレスリリース
https://www.pref.nagasaki.jp/