認知症ケアに携わるすべての人に
認知症の行動には、理由がある。そんな視点を介護職に届ける書籍『マンガでわかる介護職のための認知症ケア』が、株式会社誠文堂新光社より7月3日に発売される。
認知症ケアに関わるすべての人に向けて、「行動の背景を読み解く=見立てる力」の重要性を伝える一冊。一般的に「意味不明な行動」と受け取られやすい認知症の言動に隠されている、高齢者の切実な気持ちを受け止め、適切に対処できるようアドバイスする内容となっている。
著者は、介護現場で20年以上の経験をもつ裵鎬洙(ペ・ホス)氏。マンガは、介護職としての経験もある漫画家・吉田美紀子氏が担当している。
マンガで学ぶ30の“行動”の理由と対応
『マンガでわかる介護職のための認知症ケア』では、認知症の方によく見られる30の行動を取り上げ、それぞれの背景にある理由をマンガとともにわかりやすく解説する。
従来は「意味不明な行動」とされてきた事例でも、「なぜそのような行動に至ったのか」という視点から読み解くと、適切なケアを選択しやすい。
たとえば、暴言や拒否的な態度、徘徊などの行動も、実は「不安」や「困惑」など、本人の内面にある感情が表れている可能性がある。
今回の新刊書では、そうした行動に対し、すぐに「手立て」(対応策)を講じるのではなく、まず「見立てる」ことの大切さを説く。
(画像はプレスリリースより)

株式会社誠文堂新光社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001754.000012109.html株式会社誠文堂新光社のホームページ
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