介護マーケティング研究所が宅食サービスの実態を調査
介護ポストセブンが運営する介護マーケティング研究所は6月23日、「宅食サービス」の利用実態に関するアンケート調査の結果を発表した。調査対象は会員組織「介護のなかま」の登録者3,355名で、調査期間は2025年3月14日~31日。
サービス利用者は2割、そのうち約半数が「満足」と回答
調査によると、宅食サービスの利用経験がある人は全体の約2割で、現在利用中と答えた人の52.89%が「満足」と回答した。
一方、不満の理由として最も多かったのは「価格」(42.56%)。次いで「似たようなメニューや味付けが多い」(23.97%)、「受け取りが手間」(19.83%)と続いた。
現在利用していない人の理由としても、「価格」(47.55%)が最も多く挙げられた。次いで「配達のタイミングを合わせるのが難しかった」(26.03%)、「親や家族が自炊にこだわった」(23.32%)となっている。
サービスの実利用者である高齢者の回答は未知数
今回の調査結果では、現在利用している人の約5割が「満足」と回答しており、「不満」は7.85%にとどまった。
ただし、回答者は宅食サービスの実利用者ではなく、サービスを手配した家族などが回答しているケースも多いとみられ、調理負担の軽減といったメリットが満足度を押し上げている可能性もある。
出典:【シニア世代の親や家族のための「宅食サービス」利用実態調査を実施】(介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン)
(画像はプレスリリースより)

介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン
https://kaigo-postseven.com/195117株式会社小学館のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003224.000013640.html