「マフ本体編み方」の動画などの特設ページも
認知症患者の不安や落ち着きのなさを軽減するマフの入門書『癒やしのマフ』がクリエイツかもがわから発売された。B5変型判、152ページ、定価は2,860円(税込)である。
著者は国立長寿医療研究センター在宅医療・地域医療連携推進部特任研究員で、浜松医科大学臨床看護学講座特命研究教授・名誉教授、日本老年看護学会、日本早期認知症学会、日本認知症ケア学会、日本老年精神医学会などに所属する鈴木みずえ氏である。
マフが笑顔とコミュニケーションを生み出す
マフとは筒状のカラフルにデザインされたニット製品で、筒の中の毛糸玉などを触って、その感覚を楽しむ。認知症の人の落ち着かない手を穏やかに温かく保ち、触覚や視覚を用いたケアに活用されている。マフの外面や内面、アクセサリーを触るなどして、心身の緊張を解きほぐし、安心感が得られる。
高齢者施設や病院、在宅など様々な場所で使用され、使う人の好みに合わせたモチーフが記憶と感覚を刺激。編んだ人、ケアする人、認知症のある人をつなぎ、笑顔とコミュニケーションを生み出す。
新刊は医療・介護の専門職やボランティア、学校などでの実践、マフ制作のポイントや注意点がわかるマフの入門書である。なお、出版社は、同書の特設ページを設けており、「マフ本体編み方」の動画を視聴可能。病院や施設にマフを導入する際の資料がダウンロードができるようになっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

クリエイツかもがわ - 癒やしのマフ
https://www.creates-k.co.jp/genre/ninchisho/10717/