認知症や寝たきりの予防にも役立つ
日本歯科大学教授の菊谷武氏による新刊『最新版 図解 介護のための口腔ケア』が講談社から発売される。紙版の発売日は8月21日で、電子版の発売日は8月20日となっている。
同氏は口腔リハビリテーション多摩クリニック院長で、口腔リハビリテーション学会理事長でもあり、これまでの著書には『基礎から学ぶ口腔ケア』『上手に食べるために』『かむ・飲み込むが困難な人の食事』『認知症「食事の困った!」に答えます』『入れ歯のお悩み解決!』などがある。
なお、講談社は2008年10月に同氏による『図解 介護のための口腔ケア』を刊行しており、新刊はその内容に最新の知見を盛り込んだ新装改訂版である。
「食べる」機能を維持するためにできること
食事は栄養補給のための行為だが、口から食べることは本能的な欲求に基づくものであり、精神面の安定にもつながる。何より、食事は人生における欠かせない楽しみだ。「おいしい」と感じるのは口であり、「おいしい」と言葉にして伝えるのも口なのである。
また、胃瘻などで栄養をとっている人が少しだけ口から食べるようになったことで、元気になるなど、口には不思議なパワーがあるという。新刊では、介護のための口腔ケアについて、イラストと図解を用いてやさしく解説する。
「口から食べることの重要性」「オーラルフレイル」「食べる機能の評価の仕方」「口腔ケアの方法」「口腔機能向上トレーニング」など、介護現場で働く人はもちろん、在宅で介護をしている家族にもすぐに役立つ情報が掲載されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

『最新版 図解 介護のための口腔ケア』(菊谷 武) - 講談社
https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000416961