本当は便器で用を足したいのが人間だが
要介護度が上がると当然おむつの使用とりますが、このたび、尿発電(おしっこ発電)によるおむつ用尿漏れセンサーシステムを開発したと平成23年12月21日、立命館大学理工学部電子情報デザイン学科教授・道関隆国氏が発表しました。
センサーネットワーク
センサーネットワークの応用分野の1つに育児・介護があります。特に、高齢者介護で病院などで行われている方法は、介護者が定期的に被介護者のおむつの状態を確認し、おむつの取り換えを行っていました。
ただし、人手が少ないとそれはかなりの負担となります。被介護者の各おむつに尿もれセンサーを取り付け、センサーネットワークで各おむつの状態を把握できれば、介護者の不要な確認作業の負担を軽減できます。
また、被介護者の尿漏れによる不快感も軽減できます。今までの尿漏れセンサーは、電源コードが必要で被介護者の動作を束縛したり、無線型の尿漏れセンサーでは尿検出や無線に電池が必要で電池交換の必要性や小型化できない問題がありました。
今後は実用化に向けて電極の安全性も考慮した評価、改良を行う予定だと言うことです。

立命館大学
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/9847/year/2011/publish/1