2060年には人口の4割が高齢者となる予測
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が公表した日本の将来推計人口によると、2060年には日本の人口の4割が高齢者となることが予測されている。
「超高齢化社会」到来
日本の人口は2010年は1億2806万人だった。推計では50年後の予測を発表しているが、それによれば日本の人口は2060年には8674万人まで減るが、そのうち39.9%を65歳以上の高齢者が占める「超高齢化社会」が到来する予測だという。
50年後の合計特殊出生率について、同研究所では「2000年代前半が、あまりにも低すぎた」として前回2006年の推計値1.26から少し引き上げて1.35になると推計。しかし、全体的な人口減少傾向は変わらない。
「50年後」の人口推計は国勢調査に合わせて5年に一度行われているもので、年金の給付水準の決定や経済成長など各種指標の基礎データとなる。

国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/