母をモデルに漫画を出版
長崎市のシンガー・ソングライターで漫画家の岡野雄一さん(62)が、認知症の母(88)をモデルにした漫画を出版した。タイトルは「ペコロスの母に会いに行く」。
西日本新聞の報道によると、岡野さんの母は12年前から認知症の症状が出始め、6年前からグループホームに入居中。なお、ペコロスは岡野さんの愛称。
面白おかしく、ときに感動的に
作品では自宅で介護していた頃と、グループホームに入居してからのエピソードを描いている。岡野さんを他人と間違えるといった認知症の介護の日常を淡々と、面白おかしく、ときには感動的に描く。
冊子は長崎市内の書店で販売中。B5判、142ページで千円(税込み)。長崎市東古川町のカフェ豆ちゃんで、2月26日まで作品を抜粋した展覧会が開かれている。西日本新聞に対し、岡野さんは「認知症は深刻な題材だが、身内だからこそユーモアも交えられた。おばあちゃんキャラのかわいさを堪能してほしい」と話している。

認知症の母をマンガに(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/283765