ATMを使った「振り込め詐欺」急増
お年寄りをねらって、社会保険料や医療費の「還付金詐欺」が増えています。国民生活センターによれば、社会保険料などを払い戻すと偽ってATMを操作させ、多額の金をだまし取る手口が急増しているとのことです。
「還付金詐欺」の被害者のほとんどが60歳以上の高齢者です。読売新聞の報道によると、消費生活センターに相談があったケースでは富山県の60代の女性が市役所職員を名乗る男性から「医療費を還付する」という電話を受け、言われるままにATMを操作した結果、44万円を振り込んでしまいました。国民生活センターによると、2011年4月から2012年3月15日までに同じような相談が144件と、前年同時期の4件から激増したといいます。
焦らせて、スーパーやコンビニに・・・巧妙な手口に要注意
振り込め詐欺が社会的に問題になってから、金融機関ではさまざまな対策がとられるようになっています。そのためか、上記のようなケースではスーパーやコンビニエンスストアなどのATMへ高齢者を誘導する傾向があるとのことです。また「手続きは本日中」などといって家族や警察など、まわりの人に相談されないようにするなど手口は巧妙になっています。被害が増えているため、国民生活センターでは注意を呼びかけています。

「還付金詐欺」急増…国民生活センターが注意を呼びかけ(YomiDr.)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=56257国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html