都会の孤独死を防げ!
豊中市の広報誌「広報とよなか」の2012年5月号によると、このたび市は「安否確認ホットライン」を開設した。
(画像は「広報とよなか」の2012年5月号より)
豊中市のマンションで平成23年1月、63歳と61歳の姉妹が極度にやせ細った状態の遺体で見つかった問題で市は問題の検証や連携・支援体制について検討。職員や市民の「気づき」を確実に生かし、市内外の関係機関と連携することが重要として、連絡窓口を設けることになった。
豊中市の問題だけではない
またこの姉妹が65才未満で二人暮らしであった事も福祉の網を抜けてしまった原因の一つとも考えられる。たとえ2人で暮らしていても、金銭的な問題や、体調の問題で動きのとれない人もいる。高齢者でもまた、同じことが言える。
60代で姉妹とも30kg台まで痩せていたのは何とも痛ましい。この件では、肝心の最後のライフラインの生活保護など「本人が望まない」と言うだけで支給されていなかった。
大阪市などで、「必要がないのに支給されている」という件が問題になっているという事態と併せて考えると、行政は「調査の人手がない」と言う言い訳は通じない。全国的な社会問題といえよう。
市民の暮らしを見守る民生委員には連絡されず、多額の負債を抱えた姉妹に対して、文書でのみの対応が続いたことから発見が遅れたとも思われる。
さて、連絡の道はついたが、その後の対応が肝心だ。

広報とよなか
http://www.city.toyonaka.osaka.jp/h_file/kohobook/index.htmlMSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120503/osk12050302020003-n1.htmWikipedia/大阪元資産家姉妹孤独死事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%85%83%E8%B3%87%E7%94%A3%E5%AE%B6%E5%A7%89%E5%A6%B9%E5%AD%A4%E7%8B%AC%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6