この夏待望の公開
映画監督の関口祐加、企画、制作、監督、撮影、編集の「毎日がアルツハイマー」完成記念試写会が25日に行われた。この春公開予定が7月14日(土)ロードショーとなった。関口監督は若き日オーストラリアに渡り天性の才能を発揮してドキュメンタリー『戦場の女たち』『THE ダイエット!』といった意欲作を発表。
(毎日がアルツハイマー公式サイトTOP)
今回の映画は動画サイトYouTubeよりに投稿を続け視聴20万回を超えたという注目のドキュメンタリーを再構成して映画化したもの。はじめは「此岸、彼岸」と言うタイトルであったが映画化を前に「毎日がアルツハイマー」と変更された。まさに実感できるタイトルである。
「毎日がアルツハイマー」について
今認知症についてその介護の苦しさがクローズアップされている。その結果として、施設で暮らさせるという選択をせざるを得なくなっている現実がある。
この映画は医療に携わる人も注目。映画の公式サイトでは新井平伊(順天堂大学精神医学教室 教授)氏のこのようなコメントが寄せられている。
素晴らしい作品で、ドキュメンタリーの良さが最高でした。
特に、他の認知症に関するTVドラマや映画が、認知症で失われていく機能を強調しているのに対して、本作品は残っている脳機能を強調して認知症を考えさせているところが出色です。
(毎日がアルツハイマー公式サイトより引用)
監督自身が自分の母親の現実をしっかり受け入れ、介護を苦しいと捉えない姿勢が映像に表現されている、長い間海外で暮らした監督の
「結局、介護される側の問題ではなくて、介護をする側の問題だと思う。日本人って介護であっても100点でなきゃという人が多いけど、60点でいいと思う」
(シネマトゥディ/YouTubeで20万再生!アルツハイマーの母を2年半撮影した映画公開で「笑うことは武器です」より引用)
と言う言葉をじっくり考えてみるのもいい。

毎日がアルツハイマー公式サイト
http://maiaru.com/YouTube/毎日がアルツハイマー予告編
http://www.youtube.com/watch?feature=iv&annotation_id=nautilus325_annotation_183023&hd=1&src_vid=f2EIEVpNjFw&v=ge3eBKmklfwシネマトゥディ
http://www.cinematoday.jp/page/N0042331