「日本人の不安に関する意識調査」を実施
セコム株式会社は、8月14日(木)から16日(土)まで、20代から60歳以上の男女計500名を対象に「日本人の不安に関する意識調査」を実施した。
セコムが2012年より調査
4人に1人以上が65歳以上人口となる超高齢社会を迎えた日本。凶悪犯罪の増加や多様化、ゲリラ豪雨や地震などの災害も多発し、人々は様々な不安を感じている。
この調査は、同社が2012年より、日本人がどのようなことに不安を抱き、どのような対策を行っているのかを調査するために実施しているもので、今年で3回目となる。
老後や健康への不安が浮き彫りに
調査の結果、「最近不安を感じている」と回答した割合は70.4%。これは、昨年の78.2%や一昨年の72.4%よりも低くなったものの、依然として多くの人々が何かしらの不安を抱えていることになる。
では、人々は一体に何に不安を感じているのだろうか。最も多かったのが「老後の生活や年金」で約40%、次いで「健康」が25.6%であった。
認知症に関して
超高齢社会を迎え、認知症への不安も高まっている。自分の認知症について5割以上が、家族の認知症について約6割が「不安」と回答。また、自分や家族が認知症になった場合、約5割が老人ホームの利用を考えていることがわかった。
防犯・防災対策を講じている割合は低い結果に
また、今後の治安悪化や災害増加に対する懸念も高い。8割以上が「治安悪化や犯罪増加の可能性がある」と回答、約85%が「今後災害の増加や被害の拡大の可能性がある」と回答している。
その一方で、「防犯対策を講じていない」は64%、「防災対策を講じていない」は69.4%と、不安は感じるものの具体的な対策を講じていない人が多いことが判明。そんな中、若い世代や女性40代の防犯意識の高まりが見てとれたとのことだ。
セコムではこの結果を受け、一層のサービス拡充とともに、防犯・防災に対する様々な啓発活動や高齢者に対する有益な情報提供を実施していきたいとしている。

セコム株式会社のプレスリリース
http://www.secom.co.jp/corporate/release/