「老いの工学研究所」が調査
特定非営利活動法人「老いの工学研究所」は、65歳から91歳の高齢者を対象に「高齢者の生活実態に関する調査」を実施、その結果を発表した。
高齢者の多くが規則正しい食生活
調査ではまず、高齢者の食生活について調査。
「3食をしっかりとっている」と回答した高齢者は9割超にものぼり、多くの高齢者が規則正しい食生活を送っていることがわかった。
また、食事の好みについては、「肉も魚もどちらも好き」が60%、「魚が好き」22%、「肉が好き」17%となり、75歳以上では肉好きが魚好きをやや上回った。
毎日3.6人と会話
高齢になると、引きこもりがちになり孤独な人が増えるイメージがある。
しかし調査の結果、毎日平均3.6人と会話し、1日の外出時間は平均4時間32分、週3.5日は買い物に出かけているという結果に。
実際には若い頃と変わりのない規則正しい生活を送り、交流を保ちながら活動的に生活している高齢者が多いことがわかった。
大切なのは健康を維持し、活動的な生活を送ること
同法人はこれらの結果を踏まえ、高齢者を弱者とみなし老いや超高齢社会への不安をあおるのではなく、健康で活動的な高齢者がその健康を長く維持し、将来への不安を解消していつまでも活動的な生活を送ることが重要だとしている。

特定非営利活動法人「老いの工学研究所」お知らせ
http://oikohken.or.jp/seminar/008.pdf