多様な人材の積極的活用に向けて
大阪市に本社のある株式会社ミライロは、2015年3月19日(木)、経済産業省主催の「平成26年度 ダイバーシティ経営企業100選」を受賞したと発表した。
「ダイバーシティ経営企業100選」について
「多様な人材の能力発揮により価値を創造し、経営成果をあげている企業を表彰する」ことを目的に、経済産業省が2012年より実施。
毎年、「ダイバーシティ経営によって企業価値向上を果たした企業」を選出、数年かけて累積で約100社を表彰する予定でいる。
表彰企業の取り組みについては、ベストプラクティス集として広く紹介するなど、多様な人材の積極的活用に向けた動きの加速化を図っていくとしている。
障がい者の視点を「強み」に
同社は、「バリアバリュー(障がいを価値に)」という企業理念のもと、高齢者や障がい者を含めたすべての方々が快適に過ごせる社会づくりを目指し、ユニバーサルデザインのコンサルティングを行っている。
同社のマイナスと捉えられがちな障がいを持つ人の視点を「強み」に変えたビジネスモデルは高い評価を受けている。
ミライロの主な取り組み
同社のダイバーシティ経営に関する取り組みとしては、障がい者が自らの強みをいかす「施設・設備の調査事業」「バリアフリーマップ制作事業」や、行政と連携しての「要支援者の災害時避難マニュアル」「命を守るUD避難訓練カリキュラム」の策定など。
また、障がいを持つ学生向けの就労支援や進路相談会の開催、全国の障がい者を覆面調査員として派遣する「ユニバーサルMSプログラム」など、これまでさまざまな活動を行っている。
さらに、2013年からは「ユニバーサルマナー検定」を開始。障がいを持つ人が講師を務める研修モデルを確立した。
多様な人材の活用を推進
2014年5月には東京支社の開設に伴い障がいのある社員の講師採用・養成を強化。翌年である2015年3月には障がい者雇用率40%を達成した。
現在も、更なる多様な人材の活躍に向け採用を強化中とのことだ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ミライロのプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/58901平成26年度ダイバーシティ経営企業100選
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/