「あいらいふ白書」2013年版を発表
高齢者向けの介護施設紹介事業を行っている「あいらいふ入居相談室」は、2013年に受託した全入居相談のデータベースから、相談内容や入居対象者の要介護度や疾患、必要な介助などをまとめた「あいらいふ白書」2013年版を発表した。
病院経由の相談が半数以上
あいらいふ入居相談室が2013年1月から12月までの1年間に受けた相談のうち、病院経由の案件がほぼ半数以上を占めた。
相談者は入居対象者の実子が最も多く、次いで病院のソーシャルワーカー、ケアマネジャーが多かった。また、東京23区在住の相談者は58%と最も多かった。
入居対象者の心身の状態は
入居対象者は80代が4割超であり、要介護・要支援の人が大多数を占めた。 ほぼ半数に認知症の症状が見られ、寝たきりの人も全体の27%という結果であった。
生活に必要な介助については、ほぼ半数が介助なしで食事ができ、自力で歩ける人やひとりでトイレに行ける人は全体の2割程度。入浴については何らかの介助が必要な人が4割を上回った。
入居対象者に最も多い疾患は脳梗塞で、次いでがん、高血圧、糖尿病と続いた。入居対象者の医療ニーズとしては、「胃ろう」「経鼻経管栄養」「バルーンカテーテル」など。
入居費用、相談期間について
施設入居に関する費用については、初回相談時には多くの人が希望の額を具体的には提示していないことがわかった。
また、初めての相談から入居が決定するまでの期間は、半月から2ヵ月以内という人が全体の7〜8割ほどであった。

プレスリリース
http://soudan.i-life.net/news.php?n_id=41あいらいふ白書2013年版
http://soudan.i-life.net/asset/20140404_release_report.pdf