介護施設で働く労働者を対象にアンケート調査を実施
全労連「介護・ヘルパーネット」が、介護施設で働く労働者を対象にアンケート調査を実施。その調査結果を公表しました。
※調査結果は、2013年11月から2014年2月までの期間実施したアンケート調査からえた、6369人分のアンケート結果をもとにまとめたものです。
介護職員の平均賃金の低さが目立つ
調査結果によると、介護施設で働く正規職員の2013年10月の平均賃金は「月額20万7795円」で全産業労働者の平均賃金29万7700円(2013年版賃金センサス)に比べて低いことがわかりました。
男女によって深刻な格差も
また、月額平均賃金を男女で比較すると、男性正職員の「月額20万以上25万未満」が36.5%に対して、女性正職員は31.1%と低く、「月額15万以上20万未満」が男性正職員で34.7%に対して、女性正職員が43.3%と、男女によって格差が目立つ傾向となっています。
都市部と地方で広がる地域格差
また、時給制労働者の時間給は、都市部で「時給1000円以上」が7割を占めるのに対して、地方は「時給1000円未満」が7割以上と、介護労働者の賃金の地域格差があることがわかりました。
編集部 つつみ さえこ

「介護施設で働く労働者のアンケート調査(中間報告)」全労連「介護・ヘルパーネット」※PDF
http://www.zenroren.gr.jp/jp/data/2014/140424_01.pdf