無資格・未経験スタッフ1,227名へアンケート調査
株式会社ニチイ学館は2月25日、「無資格・未経験から介護の仕事を始めたスタッフへのアンケート調査」の結果を発表した。
この調査は、同社で働く無資格・未経験から介護業界に入ったスタッフ1,227名を対象に、介護職に就いたきっかけや仕事のやりがい、就業前後での意識の変化について分析したものである。
40代からの挑戦が最多!無資格・未経験者の4割が10年以上の勤務経験
調査によると、介護職に初めて就いた年齢で最も多かったのは「40代」(34.1%)、次いで「30代」(23.1%)、「50代」(21.5%)となり、中年層から介護の仕事を始めるケースが多いことがわかった。
また、介護職の経験年数については「10年以上~15年未満」が22.0%と最多で、10年以上勤務しているスタッフが約4割を占めている。
介護職への興味のきっかけは「身内の介護経験」が最多
介護の仕事に興味をもったきっかけとして最も多かったのは「身内の介護の経験」(27.8%)だった。
年代別にみると、20~30代では「人・社会に役立つ仕事をしたい」(17.1%)が2位、40~50代では「年齢問わず活躍できる仕事を探していた」(22.4%)が2位に挙げられ、世代による価値観の違いもき彫りとなった。
約9割が「介護職に就いてよかった」と回答
介護職で働く前と後の意識の変化については、「やりがいが大きい」(20.8%増)、「成長できる」(13.4%増)、「フレキシブルに働ける」(12.4%増)と、ポジティブな回答が多かった。
また、介護職のやりがいとして最も多かったのは「利用者や家族から感謝してもらえること」(51.3%)であり、次いで「様々な人と関わることで自分自身が成長できる」(44.5%)が続いた。
さらに、約9割(87.9%)が「介護職に就いてよかった」と回答しており、無資格・未経験からのスタートでも大きなやりがいと満足感を得られる職業であることが示された。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ニチイ学館のプレスリリース
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