親と同居中の場合「備えていると思う」が39.0%
株式会社LIFULL seniorの運営する老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」が、2月18日から2月19日にかけて、高齢者(65歳以上)の親をもつ30代から50代の男女581人を対象に、「高齢の親と災害に関する意識調査」を実施。2月27日にその結果を発表した。
同調査で『親は災害に備えていると思いますか』と質問したところ、親と同居中の人では「十分に備えていると思う」が全体の12.0%、「備えていると思う」が27.0%、別居中の人では「十分に備えていると思う」が1.8%、「備えていると思う」が25.3%などといった結果が得られている。
『親が災害にあった場合、どのようなことを不安に思いますか』と聞くと、同居中の人では「食料品や水等の供給不足」が最も多く40.5%。別居中の人では「自分が親のもとへすぐに駆けつけられない」が41.6%で最多となった。
介護施設の災害対策などを「把握している」は59.8%
老人ホーム等入居型の施設やデイサービス等通所型の施設を含め、親が介護施設を利用している人に『介護施設の災害対策や避難計画についてどの程度把握していますか』と聞くと、「詳細を把握している」が全体の28.7%、「一部は把握している」が31.1%で、全体の59.8%が把握していることが分かっている。
『親の介護に際して介護施設を利用する場合、施設側にはどのような災害対策を求めますか』と質問したところ、「安全な避難経路と手段の確保および避難所への誘導」が36.7%で最多。
「家族へ安否確認の連絡が確実に行われること」が36.1%、「建物の耐震補強」が35.5%などと続いた。
また、『「避難行動要支援者名簿」を知っていますか』と質問すると「知っていた」が全体の9.1%、「聞いたことはある」が15.0%で、24.1%の認知にとどまっていることも明らかとなった。
(画像はプレスリリースより)

株式会社LIFULL プレスリリース
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