ロコモを予防する啓蒙活動
ロコモ チャレンジ!推進協議会は、勤労感謝の日に向け勤労者層のロコモ(ロコモティブシンドローム)の啓蒙活動を開始していると2024年11月19日に発表した。介護を必要としない身体機能づくりの重要性を指摘している。
ロコモの啓蒙活動
同協議会は、整形外科に関する研究を行う日本整形外科学会と株式会社博報堂が立ち上げた任意団体だ。直近では産業医学と整形外科の専門家による「勤労者ロコモワーキンググループ」を立ち上げ、セミナーなどを開催している。
また公式Webサイト「ロコモONLINE」では、ロコモ度テストやロコモチェック、ロコモ年齢などを診断できるツール、おすすめのロコモ運動、食生活のアドバイスなど有益な情報を発信している。
勤労世代こそ知っておくべきロコモ
ロコモティブシンドロームは、骨や関節、筋肉など運動器が低下した状態を指し、高齢者だけでなく全年齢にかかわるが、同協議会の調べではロコモの認知度は日本全体で40%台となっている。特に勤労世代の認知度は3割程度だ。
高齢化に伴う高齢者の社会参加が進む一方で、60歳以上の労働災害による死傷者数は29.3%、その中で「転倒」が最も多い。自身は健康と思っていても、実際には60歳頃から運動器の低下が進むとされている。
そのため早いうちからロコモ対策を行うこと、ロコモ度が進んでしまった場合には適切なケア・リハビリを行うことが大切だと警告している。
(画像はロコモONLINEの公式サイトより)

ロコモ チャレンジ!推進協議会のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000075107.html