ヤングケアラーは社会問題のひとつ
豊橋市は、10月26日、愛知県からの受託によるモデル事業として「ヤングケアラー支援事業」をスタートすることを発表した。
ヤングケアラーは、大人が担うはずの家事や家族の世話、介護を日常的に行う18歳未満の子どもをいう。ヤングケアラーは介護によって学業や日常生活に支障が出てしまう、進学や就職を諦める、社会から孤立してしまうといった傾向があり、近年、社会問題のひとつとして挙げられている。
4つの課題から施策を展開
令和3年11月に実施された「愛知県ヤングケアラー実態調査」の結果によると、そもそもヤングケアラーという言葉の認知度が低く相談につながっていないこと、家族のことは話しづらいため相談する子どもが少ないこと、表面化しにくく支援につながりにくいこと、実際にはサポートを求める子どもの多いことがわかった。
そこで、市ではまずコーディネーターを採用し支援体制の強化に努めるほか、パンフレットを配布することで認知度を高め、研修会も開催するなどヤングケアラーの発見・把握から支援までの一貫した支援体制を構築していく方針だ。
ヤングケアラーを知る研修会を開催
「ヤングケアラー支援事業」の一環として市は「ヤングケアラーを知り、気づき、関わる」ための研修会を、11月8日(火)14:00~16:30、ライフポートとよはし コンサートホールにて開催する。
なお、申込期限は11月4日(金)。Web・電話・メールにて現在受付中だ。
(画像はプレスリリースより)

豊橋市 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000192.000025583.htmlヤングケアラー関係機関研修会 参加申し込みURL
https://www.shinsei.e-aichi.jp/