認知症を誤解していませんか?正しい知識を優しく解説
島根県は9月1日、マンガ「認知症のことで知っていてほしい5つのこと」を制作したと発表した。
高齢化が進む中、我が国の認知症高齢者数は2020年時点で約600万人と推計されており、2025年には約700万人に達する見通しだ。これは、65歳以上の5人に1人の割合となる。
島根県でも認知症高齢者数は増加を続け、2020年の4万3,900人から2025年には4万4,900人に増加すると推計される。
しかし、認知症に対する正しい理解が浸透しているとは言い難い。昨年度に県が実施した「認知症に関する意識調査」においても、認知症に対するイメージで「今まで暮らしてきた地域で生活ができる」と答えた割合は33.3%にとどまっている。
このような調査結果を踏まえ、認知症に対する正しい理解を促進するために、啓発マンガ「認知症のことで知っていてほしい5つのこと」が制作された。
巻末にはおおすめ書籍の紹介も
マンガでは、認知症について知ってほしい5つの事柄を中心に、認知症についての正しい理解が得られるように工夫されている。
マンガ形式なので手軽に読むことができ、内容も平易だ。また、認知症に関するおすすめの書籍や認知症サポーターになる方法なども紹介されている。
マンガ冊子は県のホームページで公開されており、島根県民はもちろんのこと、誰でも読むことができる。
■マンガの内容
認知症のある人の想いや気持ちを理解していただくために、5つのことを伝えています。
・「認知症と診断されて変わってしまうのは、本人ではなく周りの人たち」
・「重度だと思われる人でも、色んな顔があることを知ってほしい」
・「普段と変わらないように接してほしい」
・「病名で人を見過ぎずに、ひとりの人として見てほしい」
・「なんでも認知症のせいにしないでほしい」
(プレスリリースより)
(画像はプレスリリースより)
島根県のプレスリリース
https://www3.pref.shimane.jp/