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2025年06月01日(日)
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)への実態調査、早期発見と相談環境が課題に

慢性閉塞性肺疾患(COPD)への実態調査、早期発見と相談環境が課題に

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COPD患者、日常生活の負担
サノフィ株式会社は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象に「日常生活における身体的・精神的負担に関する意識実態調査」を行い、結果を2025年5月29日に発表した。

慢性閉塞性肺疾患
サポートを受けている人は1割未満
同調査は、COPDの認知向上を目的に行ったものだ。40歳以上の疾患を持つ男女200名の回答をまとめている。

軽症から中等症以上のCOPD患者に、日常生活での身体的な負担について聞いたところ「階段の上り下り」が最も多く、次いで「歩行」「掃除」「買い物」「入浴」などがあげられる。

日常生活で息苦しさを感じる場合、家族や周囲のサポートを受けている人は中等症以上で7.5%、軽症で5.6%であり、ほとんどが自身で対処していることが分かった。

また、COPDのため精神的な負担を感じている人は、軽症で60.0%、中等症以上で87.9%だ。過去の喫煙歴への自責、いつ呼吸困難になるかへの不安、今後のリスクへの懸念などがあげられている。

相談できる環境整備が必要
中等症以上の患者の相談相手は「主治医」と「家族」が多いが、家族に相談できる人も37.3%と低く、相談できない人も約2割あった。

COPDは呼吸機能が低下する疾患で、息切れや疲れ、風邪などと思い込み疾患に発展するケースもある。

日常生活で負担となり、疾患の問題だけでなく不安やうつ病、睡眠障害などを伴うケースがあるほか、悪化すると介護が必要になるリスクも考えられる。

そのことからレポートでは、早めに医師などへ相談するようアドバイスしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

サノフィ株式会社のプレスリリース
https://www.sanofi.co.jp/


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