プライバシーを保護しながら見守りを実現
富士通株式会社(以下、富士通)が、『Fujitsuミリ波レーダ見守りシステム(以下、ミリ波レーダ見守りシステム)』を、6月16日から国内向けに提供を開始した。
高齢者や入院患者の転倒やベッドなどからの転落、トイレや浴室での急病人の発生など、サービス付き高齢者住宅や介護施設などの介護・医療現場では深刻な人手不足が生じており、目の行き届きにくい場所でのリスクが高まっている。
特に、バリアフリートイレや居室といった場所はプライバシー保護の観点から、カメラの設置が難しい。そこで富士通はこれらの課題解決に向けて、『ミリ波レーダ見守りシステム』の提供を開始。カメラを使用することなく、30GHz帯から300GHz帯の電磁波であるミリ波のレーダで、プライバシーを保護しながら高度な見守りを実現する。
従事者が手薄になる時間帯でも見守りなどを実施
『ミリ波レーダ見守りシステム』には、特定の動作や状態に応じてアラートを発する機能を搭載している。
転倒後に起き上がれない状態や特定の位置への長時間滞在、呼吸状態の異常や悪化などを対象とし、個別に通知先を設定できるため、迅速な初期対応が可能。利用者の安全確保につなげられる。
また、従事者が手薄になる夜間や早朝などの時間帯でも、24時間態勢で見守りや管理業務支援を行うため、業務負荷軽減にも寄与する。
(画像はプレスリリースより)

富士通株式会社 プレスリリース
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2025/06/16-01.html富士通株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000093942.html