内閣府が、介護ロボットに関する世論調査を実施
内閣府が12日、「介護ロボットに関する特別世論調査」を実施。その結果を公表しました。
※調査は、2013年8月1日から11日までの期間、全国20歳以上(日本国籍を有する者)3000人を対象に、調査員による個別面接聴取方式で行われ、有効回収数1842人の回答をもとに結果をまとめています。
介護経験者が、最も苦労したことは?
調査では、「介護の経験がある」または「介護の経験はないが、家族が介護した経験がある」と答えた696人に、「介護で苦労したこと」について質問したところ、「排泄(排泄時の付き添いやおむつ交換)」と答えた人が最も多く全体の62.5%に上りました。
次いで、「入浴(入浴時の付き添いや身体の洗浄)」が58.3%、「食事(食事の準備・介助)」が49.1%と日常生活に伴う介護支援が多くを占めていました。
介護する側・される側で、介護ロボットを利用したい?
また、「介護を受ける際に、介護ロボットを利用したいか?」といった質問に59.8%「利用したい」と答え、さらに「介護を受ける際に、介護ロボットを利用してほしいか?」といった質問では、65.1%が「利用してほしい」と答える結果となりました。
この結果は、今回の調査で「介護ロボットの魅力点」について、63.9%の人が答えている「介護をする側の心身の負担が軽くなること」や、「介護をする人に気を遣わなくても良いこと」(41.5%)、「介護を受ける人が自分でできることが増えること」(35.8%)など、国民が介護ロボットに持つ印象が、介護ロボットの利用意向を高めた結果となったと考えられます。
編集部 つつみ さえこ

「「介護ロボットに関する特別世論調査」の概要」内閣府※PDF
http://www8.cao.go.jp/survey/tokubetu/h25/h25-kaigo.pdf