相談にくるのは「高齢者」が58.9%で最多
医療法人ONE きくち総合診療クリニックが12月6日から12月9日にかけて、自治体の保険課又は保健センターに勤めている518人を対象に、「地域医療の現状」に関する調査を実施。その結果を12月20日に発表した。
同調査において『どんな方が相談に来ることが多いですか?(複数回答可)』と質問したところ、「高齢者」が最も多く58.9%。
『悩み相談として、経験があるものを選択してください(複数回答可)』とすると、「どこの病院に行けば良いか分からない」が35.3%で最多。「遠くて通院が難しい」が29.3%、「病院が少ない」が24.9%などと続いた。
前の質問で「特にない」と回答した人以外に、『こういった悩みに対し、地域医療として十分な対応ができていると感じますか』と聞くと、「全く感じない」が全体の11.5%、「あまり感じない」が52.0%といった結果が得られている。
課題解決に重要、「医療と介護の連携強化」が28.8%
『地域医療において最も顕著な課題は何だと感じますか』と質問したところ、「地域住民の医療ニーズの多様化」が最多の18.9%。次いで「医師不足」が17.6%、「住民の高齢化への対応」が15.6%などとなった。
また、『今後の地域医療の課題解決において、重要な取り組みは何だと思いますか(複数回答可)』と聞くと、「救急医療体制の充実」が37.1%で最多。
「地域医療の担い手(医療人材)の確保と定着」が35.9%、「既存医療施設の機能拡充」が32.1%、「医療と介護の連携強化」が28.8%などといった結果が得られている。
(画像はプレスリリースより)

医療法人ONE きくち総合診療クリニック
https://kikuchi-geclinic.jp/index.html医療法人ONE きくち総合診療クリニックのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000151816.html