認知症シニアに癒やしをもたらすかまって「ひろちゃん」
ヴイストン株式会社は1月9日、「かまって『ひろちゃん』」キャラクターデザインコンテストの開催を発表した。
かまって「ひろちゃん」は、赤ちゃん人形型のヒーリングコミュニケーションデバイス。認知症高齢者のQOLの向上を目指して開発された。
あやす側も癒やされる、ユニークなコミュニケーションデバイス
かまって「ひろちゃん」は、赤ちゃんを「あやす」ことで癒やし効果が得られる製品である。
赤ちゃんをあやす行為は、赤ちゃん自身だけでなく、あやす側にも癒やしをもたらす。この特徴に着目し、認知症に伴うBPSD(周辺症状)の軽減を目指して開発された。
本製品には加速度センサーとスピーカーが内蔵されており、ユーザーが「だっこ」や「たかいたかい」をする動作を検知する。ユーザーの働きかけに応じて、本物の赤ちゃんのように、さまざまな声で感情を表現する。
優しくあやすと可愛く笑うのが特徴だが、「顔がない」デザインも画期的だ。
ユーザーそれぞれが思い描く「赤ちゃん」を投影しやすいよう、あえて顔のないデザインを採用した。「赤ちゃんの声」という言語に依存しないインターフェースと相まって、ユーザーの好みや文化的背景を問わず、幅広い活用が期待できる。
今回のデザインコンテストでは、製品の特徴を活かした新たな活用方法やデザインを募集する。テーマは自由で、幅広い世代に親しみやすく、癒しを感じられるデザインを求めている。
応募期間は2月3日(月)から2月25日(火)正午まで。詳細はかまって「ひろちゃん」公式ページで確認できる。なお、一次審査を通過した作品については、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にて展示を行う予定だ。
(画像はプレスリリースより)

ヴイストン株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000038478.htmlかまって「ひろちゃん」公式ページ
https://www.hiro-chan.jp/