高齢者専門宅配弁当サービスが調査
株式会社シニアライフクリエイトは、「高齢者におけるたんぱく質摂取と身体機能低下予防」に関する調査を実施し、その結果概要を2025年1月7日に発表した。
同社は、高齢者専門宅配弁当サービス『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』を展開する企業。今回の調査は、同サービスにて2023年11月1日~2024年5月5日にかけて実施されたものであり、デイサービスに通う単身/高齢者世帯の要介護高齢者を対象としている。
「幸たんぱく食」摂取群は身体機能低下が鈍化
『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』では、高齢者の低栄養/フレイルの予防に向けて、1食で20g以上のたんぱく質を摂取できる「幸たんぱく食」を提供している。同調査は、この「幸たんぱく食」の有意性検証が目的であり、介護予防やフレイル対策を研究する筑波大学・山田実教授が監修を行った。
調査では、対象となる要介護高齢者を「幸たんぱく食」の摂取群と非摂取群に分け、6か月間にわたり比較を実施。結果、「幸たんぱく食」摂取群は加齢による身体機能低下が鈍化するとわかった。筋細胞の健康状態や機能を反映する指標・位相角について、非摂取群は-6.2%であったのに対して、摂取群は-1.9%と有意な差が認められている。
健康寿命を延長できるよう「幸たんぱく食」を提供
『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』では、宅配時の手渡しによる高齢者の見守り・安否確認を創業時より実践しているサービスだ。配達時に高齢者の異常を発見した場合には、ケアマネジャーや家族と連動する地域密着型の独自サービスも展開している。
同社は今後も、高齢者がたんぱく質を最適な形で摂取することにより健康寿命を延長できるよう、『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』にて「幸たんぱく食」を提供するとしている。
(画像はプレスリリースより)

「高齢者におけるたんぱく質摂取と身体機能低下予防」に関する調査結果 - 株式会社シニアライフクリエイト
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