認知症専門医の長谷川嘉哉氏
3月19日、認知症専門医の長谷川嘉哉(はせがわよしや)氏による新刊『認知症は決断が10割』がかんき出版から発売された。イラストはお笑い芸人で、パラパラ漫画家、NHK大河ドラマ「べらぼう」に俳優として出演したことでも話題の鉄拳氏が担当。四六判並製、304ページ、定価は1,650円(税込)である。
同氏は医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会専門医、日本老年病学会専門医、介護支援専門員、認知症ケア専門士であり、フィナンシャルプランナーでもある。また、YouTubeチャンネル『長谷川嘉哉「ボケ日和 転ばぬ先の知恵」チャンネル』も人気で、約12万人の登録者を獲得している。
これまでの著作には『認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!』などがあり、この新刊が14冊目である。
「決断」で介護生活が天国にも地獄にも
家族に認知症が疑われる症状が出た時、いつどこの病院に連れて行くかを考えることになる。実際に認知症と診断されると、医療や介護の費用、要介護認定の申請などについて考える必要がある。認知症や認知症介護には、まず「決断」が必要だが、患者自身は認知症という特性から自ら「決断」できない可能性がある。
長谷川嘉哉氏は、祖父が認知症だった経験から患者の家族の立場に立った専門医療を提供。認知症専門医として35年のキャリアでのべ3万人以上の認知症家族と関わってきた。同氏は『「決断」次第で、介護生活が天国にも地獄にもなるということです』としている。
新刊では、認知症患者を支える家族に必要な「決断」について解説。介護生活を送る上で、どのような「決断」をすれば後悔せずに済むのかなどが具体的に紹介されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

認知症は決断が10割 - かんき出版
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761277994/