和歌山県立医科大学講堂で開催
10月10日、JRきのくに線紀三井寺駅から徒歩約7分の場所にある和歌山県立医科大学講堂において、同大附属病院主催による第9回市民公開講座(第19回研修会)が開催される。
テーマは「認知症の心や行動の症状(BPSD)とケア」で、入場は無料であるが、参加のためには事前の申し込みが必要となっている。なお、参加希望者多数の場合には抽選となる。
認知症の中核症状とBPSD
認知症の症状には、中核症状とBPSD(行動・心理症状)がある。認知症は脳の細胞に起きたトラブルによって起きるが、脳の細胞が担っていた役割が失われることで起きるのが中核症状である。
BPSDは中核症状によって起きる二次的な症状で、精神的な落ち込み、できたはずのことができなくなったことによる焦り、不安などの心理、行動に見られる症状のことであり、暴言や暴力、妄想、せん妄、徘徊などもBPSDである。
「基礎知識 認知症のBPSD」ほか
この日の市民公開講座では、和歌山県立医科大学神経精神医学教室助教の山田信一氏が「基礎知識 認知症のBPSD」を講演。続いて、同教室の臨床心理士である湊智美氏が「なんでこんなことするんだろう?~認知症とこころの中~」を講演する。
さらに同大附属病院リハビリテーション部の作業療法士である宮村佳澄氏が「認知症とのつきあい方~リハビリテーションの視点から~」を講演し、同病院認知症疾患医療センターの認知症看護認定看護師である宇田賢史氏が「認知症の人が、安心して納得できる関わり」を講演する予定となっている。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、参加者はマスクの持参が求められており、入り口では検温が行われ、発熱がある場合には参加できない。定員についても変更される可能性がある。
日時: 10月10日(土) 15:00~17:00(14:30開場)
場所: 和歌山県立医科大学講堂
和歌山県和歌山市紀三井寺811-1
定員: 250名
(和歌山県立医科大学附属病院のサイトより引用)
(画像は和歌山県立医科大学附属病院のサイトより)
認知症疾患医療センター第9回市民公開講座【第19回研修会】のお知らせ(令和2年10月10日開催)
https://www.wakayama-med.ac.jp/