「あたまの健康チェック」提供開始
株式会社エス・エム・エスが運営する認知症情報ポータルサイト「認知症ねっと」は、2015年6月10日(水)、MCI(軽度認知障害)の早期発見テスト「あたまの健康チェック」の提供を開始したと発表した。
背景
高齢化が進む現代社会、認知症患者の数も増え続けている。
現在、国内の認知症高齢者の数は約440万人いるといわれ、認知症の前段階といわれるMCI(軽度認知障害)までを含めると約820万人にものぼる。
認知症予防には、MCI段階での早期発見と対策が重要
MCIは健常者と認知症患者の中間の段階であり、記憶・決定・理由づけ・実行などの認知機能の1つに問題があるものの、日常生活には支障がないレベルの状態を指す。
MCIの状態を放置すると5年間で約50%が認知症になるといわれているが、MCIの段階で適切な予防対策を行うことで認知症の発症が抑えられたり、正常な状態に回復したりするケースもあり、早期発見と対策が重要であることがわかってきた。
「あたまの健康チェック」について
「あたまの健康チェック」は、わずか10分のチェックでMCIかどうかの判定をしてくれるテストだ。
コールセンターの専門オペレーターが認知度チェックを行い、認知症の前段階といわれるMCI(軽度認知障害)かどうかの判定を行う。
日米両国で高い精度を確認
チェックテストの内容は、米国国立老化研究所が推奨する国際的認知症診断ツールをベースに研究・開発されたもの。
米国では97%の高精度で判別されることが確認されており、国内で実施された検証でも96%の精度が確認されている。
テストの流れ
テストを受けるには、「認知症ネット」から「あたまの健康チェック」の購入が必要。価格は税抜きで3,500円となる。
購入後テスト用のフリーダイヤルとシリアル番号を記載したEメールが送付されるので、それに従ってフリーダイヤルに電話をかけ、オペレーターによる認知度チェックを受ける流れだ。
診断結果のレポートは後日郵送される。
(画像はプレスリリースより)
株式会社エス・エム・エスのプレスリリース
http://www.bm-sms.co.jp/